設置について

大型ビジョン(街頭ビジョン)設置について

大型ビジョンは華やかで街の賑わいを創出しているだけでなく、通行者に対して効果的な情報発信を行っています。渋谷・新宿などは、テレビ中継の画面に大型ビジョンが映り込み、街の景観の一部に馴染んでいます。
有効な空きスペース(ビル壁面など)の活用を考え「大型ビジョンを設置したい」というお問い合わせは少なくありません。しかしながら大型ビジョンの設置には想像以上に大規模な投資が必要です。高額投資に見合う収益(効果)が見込めるのか、十分な検討が必要です。

大型ビジョンを設置する目的の明確化

まず、大型ビジョンを何のために設置するのかを明確にする必要があります。
自社や地域の情報発信をするのか、広告媒体として企業からの広告収入を得ることを目的とするのか、目的により投資すべき金額が大きく変動します。
広告媒体として考える場合は「この大型ビジョンに広告を出したい」と選ばれる媒体になる必要があり、そのためにはそれ相応の媒体価値を持ち、またそれを維持して行く必要があります。

大型ビジョンの媒体価値

広告業界では、一般的な媒体価値(media value)は『媒体の量とオーディエンスの質と反応の程度によって決まる。量は部数、エリア内セット台数などを指し、オーディエンスの質は読者、視聴者の特性、反応はメッセージへの反応などで表される。媒体価値は広告目標あるいは媒体目標によって異なる。』と言われています。出典:weblio辞典

上記は広告全般における一般的なものであり、これを大型ビジョンの広告に置き換えると「媒体の量」は設置されている場所におけるサーキュレーション(交通量)を指し、「質」は通行する人の属性(男女比や年齢層)、「反応」はビジョンの認知度や視認率となります。
企業(広告主)が広告を出稿する際にはビッグデータなどを用い認知度や視聴率を調査し、予算と照らし合わせ、効率の良い出稿場所を十分に吟味し決定しています。
ビジョンのサイズが大きい、駅前で派手に見える、地元に有名な企業がある、など一見媒体価値が高く感じる条件であってもイコール「大型ビジョンの媒体価値が高い」とはならないため注意が必要です。
大型ビジョンに限った話ではありませんが、屋外広告全般に「苦労せずに広告が入る場所」にはすでに媒体が設置されています。
空きスペース(ビル壁面など)が大型ビジョンとして媒体価値のある物件なのか、多角的な分析が必要になります。

大型ビジョン設置の可否

大型ビジョンの設置には道路交通法、道路法、屋外広告物法、建築基準法、各自治体の条例などにより様々な法律やルールが存在します。
自社ビルの空きスペースにビジョンを設置する場合であっても必ずしも設置できるとは限らないため、設置検討の初期から専門家を交えて協議することが重要です。
参考:一般社団法人日本パブリックビューイング協会「大型ビジョン 設置/運営 Q&A」
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広告収入を期待した大型ビジョンの設置

大型ビジョンを広告媒体として利益を生むことを目的としている場合、設置から運用まで十分な計画と準備が必要になります。
大型ビジョンの設置から広告収入に至る大まかなプロセスについては以下を参考にしてください。(運用については「運用代行について」を参照)

大型ビジョン設置の可否確認(専門家による調査分析)

大型ビジョンの媒体価値算出(専門家によるマーケティング)

大型ビジョン導入費用算出(設置専門業者による初期設置作業)

大型ビジョン運用費用算出(運用専門業者による運用作業)

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大型ビジョン設置・運用のサポート

大型ビジョン総合ポータルでは「大型ビジョンの設置」や「大型ビジョンの広告収入」に関するお問い合わせを多くいただきます。
設置のご相談からマーケティング、運用まで実績のある専門企業のみをご紹介しますので、設置の検討や収益のご相談がございましたらお問い合わせフォームよりご連絡いただけましたら幸いです。
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設置に関するQ&A

Q1 :大型ビジョンの設置費用はどのくらいですか?

ビジョンのサイズや設置場所により費用が大きく異なるため、一概にお答えすることはできませんが、一例として大型ビジョンは約20㎡弱のサイズで総額2500万円(ビル壁面への設置・配線工事含む)程度というシミュレーションが出ています。
ビル自体の補強工事が必要な場合、LEDパネルおよび周辺機器などで約2000万円、設置・工事費が約1500万円になったケースもあります。

Q2 :大型ビジョンの設置に必要なものは何がありますか?
主に下記5つが必要です。
① 大型ビジョンの本体(LEDパネル)
② 映像再生機器
③ 配信映像切替装置
④ 電源コンセント
⑤ 専用インターネット回線
Q3 :大型ビジョンを設置した場合に見込める広告収入はいくら?

ロケーションにより異なるため調査が必要です。
例え良いロケーションでも過度な期待は難しく、渋谷などのいわゆる一等地でも、ピーク時を除き、広告として売れているのは全体の6~7割前後と言われています。その他のエリアでは3~4割前後の販売状況とも言われますので、広告収入を考える場合は現実的な数字でシミュレーションを行うことが必要です。

Q4 :大型ビジョンの運営には毎月いくら費用がかかりますか?(ランニングコスト)

毎月の運営では主に電気代のほか、専用インターネット回線の費用がかかります(各ビジョンともに毎月約7~10万円程度)
その他、放映機器をレンタルする場合はリース代が掛かります。
また、媒体を放映するオペーレーション費用(人件費)が必要になります。
ランニングコストの見積もりや見直しを相談する

Q5 :大型ビジョンの設置まではどのくらいの期間がかかりますか?

LEDパネルの発注から輸送・設置工事まで、おおよそ2か月程必要です。
ご相談いただいてからの期間ですと、現場の下見や行政への届け出等を含め、5~6か月ほど必要です。

Q6 :専用インターネット回線はなぜ必要ですか?

広告動画や放映コンテンツを遠隔(オンライン)で差替・管理するためです。
その他、監視カメラを設置し放映を常時チェックする場合にも活用します。

Q7 :LEDパネルではなく、大型モニターを用いることは可能でしょうか?

可能です。
大型モニターを複数台並べて配置し、マルチモニターのようにすることも可能です。
最近多くなってきている駅コンコースの柱のサイネージや、商業施設内の大型ビジョンはこちらの方式が多く採用されています。

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